2020年時点で実際に導入できる経理財務分野のテクノロジーまとめ(その4:先進的なもの等)
特に現時点でフル導入するにはハードルも高いし、
⑫自動監査ツール
監査法人や内部監査での導入は聞きます。
ファイナンス部門が本ツールを自主的な執行側の内部統制実行者として導入するケースはかなり先進的だと考えれます。(お金も、人も余裕がないとここまで行けない)
大規模な会社で大量の取引ボリュームがあり、かつ、不正な経費精算などを発見したい場合にはツールを導入するメリットがありそうです。
⑬AI(将来予測・異常検知)
現状利用可能な「AI」は物事を判断する機能と、分類する機能に大別されます。
創りこめば、経理財務でも様々な利用用途がありますが、市場がカオス状態になっていますので注意が必要です。高いところはふつうに何千万円の見積書が出てきます。
⑭クラウド環境
全ての電子ファイルをクラウド化できればテレワークも容易になるでしょうが、結構重い作業で、先進的な取り組みになると思います。
ベンチャー企業で、すべてクラウド化しているケースは見たことがありますが、それなりの歴史&規模の会社になるとエクセルと紙の世界、オンプレのERPという世界がまだまだ多い状態。
エクセル一つとっても、クラウド化するとファイル間のリンクが切れてしまうなど、実務家泣かせな状況で、一定のハードルがあります。
⑮そのほか未来的なもの
個人的にわくわくしているテクノロジーはまだまだあります。自分の組織でも余裕が出テラいますぐにでもトライしたいものばかりです。
・ドローンの棚卸:これはわかりやすく実現したらやばいです(笑)
・配送の完全自動化:アメリカではもう公道で走ってるんです。経理財務で使えるのは社内便くらいかもしれませんが・・・
・プロセスマイニング:業務の動きを全部可視化してくれます。システムに触った際の動きが全部見えるようになりますので、がっつりプロセス改善専任者を置いて触らせたらすごい効果がでる(かもしれません)。
・宿題支援:問題分を写メでおくると、自動で即時回答してくれるアプリが中国にはあります。取引事例を写メしたら会計・税務処理を自動で回答しれくれる日が来ないでしょうか・・。夢は広がります。
以上。これまで紹介してきたテクノロジーをすべて導入できれば、破壊的に経理財務の業務は変革できると思われます。
ただし、投資効果がいまいち見えないものや、まだコストが割高なものもあるので、ワンタイムでの費用・投資増加も招きますから相当のチャレンジが必要です。
でもやってみたい。やらしてくれる会社ないだろうか・・・(笑)