一番わかりやすいWACCの説明の仕方

f:id:TM999:20210609132118j:plain

ファイナンスの人間はときとして、他の部門に対してめちゃくちゃわかりやすくファイナンス用語を説明する必要があります。

 

投資判断にかかわるものについては、特に経営の意思決定に影響が及ぶので、わかりやすく、正しく、専門用語について説明できる必要があります。

 

悩ましい用語がたくさんあるのですが、ここではWACCについて取り上げます。

 

「WACCとはWeighted Average Cost of Capitalです」とか「加重平均資本コストです」なんて説明で終わらせてはいけません。

 

「企業が資産の資金調達のためにすべての証券保有者に平均して支払うと予想されるレート」とか「将来に受け取れる価値が、もし現在受け取れるとしたらどの程度の価値をもつかを表すものなんです!」なんてことを説明しても埒が明きません。というか、経験上、怪訝な顔をされて終わること間違いないでしょう(笑)

 

経理財務の人でも、不勉強な人は「WACC」と言われてもぽかんとしちゃう人がいますが、そうあっては欲しくないものです・・・

ちなみに「WACC」は「ワック」と読みます。

 

英語でも同じです。「ワック」

 

 

さて、そんな感じの「WACC」ですが、ファイナンスの人でも不勉強な人にとってはとっつきにくいものなので、一番わかりやすい(かつ意思決定を間違えない程度に正しい)説明を考えました。

 

ずばり

 

WACCとは

 

『会社がお金を調達するのにかかる支払い利息』

『なので、この支払利息の利率以上の利益率で稼いでいかないとアウト!

 

ファイナンスの皆様、どうぞ、ご活用ください。

厳密には利益率じゃないのですが、概念的にはこれくらいのレベル感で説明してあげないと、ファイナンスリタレシーがない方には伝わりません。

 

もっと良い説明の仕方がある!!という場合は是非お知らせください。

 

プロフェッショナルな方は、こういうページを見てください。

mba.globis.ac.jp