HRのビジネスパートナーとFP&Aは似ている

私にはこれまでご一緒した中で、何人か尊敬するべき人事の方がいます。

みな、HRBP(Human Resource Business Parter)という仕事を主にされていました。

 

事業のリーダーをHRBPとFP&Aが一緒になって支え、ビジョンやミッションの実現を支える、そういった仕事の仕方をしていたときもあります。

 

私の今の仕事は主にファイナンス中心ですが、人事的な役割に以前よりも足を突っ込むようになってきたので、一冊の本を手に取りました。

 

元GEの八木さんが書かれている本です。元GEの友人が八木さんのことを(結構前ですが)語っていたのを思い出して読んでみました。

戦略人事のビジョン~制度で縛るな、ストーリーを語れ~ (光文社新書)

 

おそらくは伝統的な人事部と一線を画す内容だと思うのですが、管理部門(コストセンタ)であることを感じさせない事業そのものや人材に対するコミットメントがすごいです。強いです。

一例ですが、「売上が落ちるのは人事の責任だ」と言い切られいたりします。

 

こういった人事と一緒に仕事をすると楽しいと思います。というかこういったマインドセットのHRBPの方と仕事をしていたときは、本当に楽しかったです。

 

人事にかかわる仕事をしている方は全員読んだ方がいい内容だと(私はファイナンスな人ですが)思います。

 

で、人事部としてもよいな!と思うのですが、実はFP&Aやコントローラーといったファイナンスの仕事を強いコミットメントをもってやっている人たちと考え方が似ていることに気づきました。

 

では、どういった点が似ているのかというと。。

 

一言でいうと、以前書いたファイナンスの仕事について :

 『経理財務の責任者は「経営者」そのものであるし、経理財務の担当者は「支援者」ではなくて「事業をかたちづくっていくメンバー」そのものである。他部門の人間と異なるのは単に「経理財務」の専門性を有していること、ただその一点である。』

tm999.hatenablog.com

 

です。

 

 

こういったマインドセットの管理部門の人たちで運営される会社は強いです。

 

八木さんが本書で書かれている実行されてきたことは、かなりやばいというかすごいのでそこまでのことを全員に求めるのは酷ではありますが、トップがその姿勢を見せて、チーム一人一人にコーチングしてインフルエンスしていかないとそういったチームにはなれません。

 

時間もかかるし大変ですが、常に目指すべきところを示していきたいものですね。