仕事の優先順位ってどこに置くべき?
以前とある研修でマネジメント層が置くべき仕事の優先順位について学びました。
「優先順位」は判断軸でいかようにも変わりますが、その研修では「緊急度」x「重要性」の二つの軸で考えてください、というお題が出ました。
私はそこで少し悩んだのですが、答えは以下の順番で優先順位をつけてくださいというものでした。
「こうせよ」と。
これ、自分は全く納得が行かなくて、人が変わればモノの見方も変わり面白いなと思いました。
ちなみに自分がつけた優先順位はこんな感じです。「2」と「3」の位置が答えと違ったわけです。
セミナーの講師の方が大企業のご出身者でしたので、大企業的な仕事の回しかたになるとこういった優先順位になるのかなぁとも思いつつも・・・
「重要性」や「緊急度」という単語がイメージさせるものが人によって違うのでしょうが、事業環境の変化の先が読みにくい中で、緊急性のあるテーマを後回しにするのはありえないな、と。
かつこれは「マネジメント層」の仕事の優先順位の話ですので「緊急度」が高い問題が発生しているのに後回しにするのは、リーダーとして如何なものなんだろうか?という疑問が沸々とわいてしまったのです。
例えば
「欠員が出て月次決算が締まりません」ってなったときに、
「緊急度は高いけど開示タイミングじゃないしイレギュラー事象もないしよろしく」といって陣頭指揮もなく対応するような経理財務のトップだったらどうなっちゃうんですかね?自分の中ではちょっとないかな・・・。
あと、「緊急度」も「重要性」も両方とも、何を目的としているか、どうありたいか?の軸が異なると全然違いますので、大前提としてその「軸」をしっかり持っていることが重要になるのでしょうね。
「軸」を持つにあたっては安岡正篤さんの著書[新装版]活眼 活学で勉強しましたが、三つの原則が非常に大事だなと思いました。
・目先で考えないで、長い目で見ること。(緊急度<重要性と同意の部分があるかも)
・多面的、全面的に見ること。
・枝葉末節ではなく、根本的に見ること。
どれも非常に深いのですが、この仕事の優先順位のつけ方は成果とスピードに直結するのでビジネスマンとしての力量が問われるところですね。仕事に慣れてきても漠然と仕事しないようにすることが肝要です。
なお、30代半ばくらいまでの自分の働きかたはこんな感じでした。
そりゃBlack・・・に帰結しますね(笑)