会議中の作法
出元:https://news.yahoo.co.jp/articles/95e277407643e93ed4c6de100f84ef78a77816da
昭和の人間なので、会議中にPCを開いていると違和感を覚えますし、ましてやスマホや携帯をいじっているなんて言語同断と思っていました。
上の写真は国会議員が議会審議中にタブレットいじってる画像なので、問題外ではありますが、会議に集中しない状態は全く褒められたものではない。むしろ「会議に集中するように注意する」ことを昔はしていました。
人に注意をするので、自身も最低限の時以外には会議中はPCを閉じてました。PCでタイピングしてメモを取った方がよほど効率的なのですが、わざわざ紙でメモを取るという姿勢を敢えて見せていたこともあります。そういうカルチャーの会社にいた、ということもありますが。
会議の効率化のノウハウ本も沢山読みましたが、そこには時間は短くして集中して議論する、時間厳守、電話は切る、メールチェックはしない、等々、各書とも表現をあれこれ工夫して書いてありますが、たいてい言っていることは同じで。
ただ、「会議」に関して自分が感じていることとあいまって、それらも腹落ち感があり、至極スタンダードではありますが、そういった会議のお作法を自分も踏襲して、且つ周りにもコミュニケーションしてきたわけです。
多分わたしみたいな昭和生まれ世代の人は、同じような傾向があるのではないかと思います。
ですが、最近とある記事を読んで、自分の考え化を修正したことがあります。
その記事がこちら:
『会議だってずっと議論が白熱しているわけではない。単なる報告が行われているときなら、ほかのことをしながらでも十分話はインプットできるはずだ。』なんてことが書いてあります。
会議のやり方の改善を図ったところで、実際にはすべての会議が良い運営をできるわけではないのがリアルな現状だと思いますので、集中してきいたり議論しなくてもよいアジェンダ(例えば自分は既に内容をしっていることを他社が他の参加者向けに報告しているとき)があるときは、その隙間時間に他のやるべきことをタイムリーにこなしていくこともある意味正しいな、と。
根本的には、そのような「単なる報告」などを行う会議を一掃するのが大事ではありますが、ゼロにはならない。であれば時間の有効活用を推進する方がベターだと言えます。
そう考えるようになってから、自分自身も会議の内容や流れを見て、同時進行でメールチェックやチャット、議題に関わるネットリサーチなどを行うようになりました。結果、仕事のスピードはあがったし、業務時間も減りました。流石にファイナンスとしての数字などのチェックやレビューについては、同時進行だと間違えそうなのでやりませんが(笑)
部下のいる方がこれをやる場合には、しっかりどういった考え方でそのような風に会議に臨んでいるのかは説明した方がよいでしょうね。じゃないと、無秩序になる。あと、部下が一生懸命プレゼンしているのに「聞いてない風」もまずいかと。
なお、先の記事にも書いてあるように、『会議をおろそかにして、話を聞き漏らすようなことは論外』ですので、同時進行でマルチタスクができない人には向かない作法だとは思います。