「IR」の機能がどのように経営に寄与するか

社内外、全てのステークホルダーへのコミュニケーションになる。
IRは直訳すれば投資家対応になる。しかしながらIRから発信される情報は株主や機関投資家、競合にとどまらず、社員にも届く情報となる点に十分留意が必要である。非上場会社の場合には、ファンドや投資家から資金調達をするための活動がメインになるがそのステージにある会社はIR専任の担当ではなく、CFOがその役割を担うことが多い。
何れにしても一つ一つの表現、プレゼンテーションの意味、等々経営者が発信したいことをしっかりと把握し、魂を込めて一言一言を述べなくてはならない。
時に投資家からの厳しい指摘の矢面にたつため、経営方針の理解がないと軸がぶれ、また自身を失い対応ができなくなるので、経営目標への腹の底からのアライメントは必須である。
また、心無い言葉を浴びせられることもあるので、人間的な成熟さも必要であり、そんな中でも真摯に向き合い、ぶれずにコミュニケーションできる精神的タフさが求められる。
これらの能力に秀でていない限り、IRの業務には就かない方が無難である。
そう、経理財務にはタフさが求められる機能ばかりなのだw。