海外の経理財務部は戦略策定や投資の意思決定をリードできている?
それでは、海外においては経理財務部は、より戦略の実行に貢献できているのだろうか。
KPMGのGlobal CFO Surveryの結果によれば、世界のCEOの30%、また日本のCEOの25%が「自社が直面している経営課題をCFOは十分に理解していない、CFOからの支援は十分でない」というファイナンス・パーソンにとって寂しい結果が。
一方で同サーベイの回答結果をもう少し見てみると、日本企業に比べ、海外ではCFOに対して業績向上への寄与や、リーダーとしての資質を求めていることがわかる。↓
そう、CFOやファイナンスに対する期待値が、まさに「経理屋」や「集計屋」ではなく、経理財務の専門性をもったビジネスリーダー、である点が日本とは異なるのだと思う。