拡張現実(Augmented Reality)と経理財務関連の仕事
拡張現実は、現実に存在するものに対してコンピュータが情報をさらに付与し、さらに強い・深い知覚を可能にするものだ。シンプルにイメージしやすいのは、ポケモンGOや、ドラゴンボールのスカウターのようにカメラを通してみる視界に、何らかの情報が追加され資格化されるということだ。
現在考えうる経理財務分野でのVRの利用に関しては、例えば在庫や固定資産の棚卸の際に、各資産の明細情報が画面上に表示されると、実地棚卸のカウントはだいぶん楽になると思われる。特に固定資産(オフィス工事)などは、実際にどの部分(壁など)が固定資産計上されているものなのか、わからないまたは曖昧なことが多い。
拡張現実でデータが表示されるということは、画像に対して固定資産番号が付されているので、もはや人間はカウントする必要はなく、オフィスを撮影するだけの役割を担うかもしれない。もっと言えば、監視カメラを活用して、何もしないでボタン一つで棚卸が完了できる日がくるかもしれない。
ほかに拡張現実といえば、映画マイノリティレポートでトムクルーズが空間にあるデータを右へ左へ、と操作している場面が想像できる。
大きなモニターでも大量のデータを扱うのは頭の切り替えも大変だが、多数のモニターを同時に使うのではなく、拡張現実の中でデータが自由自在に扱えれば、作業は大分楽になりそうだ。
↓こんなイメージ。