日本企業と外資系企業の経理財務の給与差
日本企業に勤めていると、管理部門の英語力の無さが目立ちます。外資系は当然ながら上司や本社とコミュニケーションする上で英語が欠かせないので、まったくできないような人はいません。
日本企業においても、海外子会社とのやりとりや、日本国内でも外国人の採用が珍しくなくなってきている現状、IFRS/US GAAP等の原文の理解などなど、英語力はやはり必要であると言えるでしょう。
加えて、英語力の差は給与の差にもあらわれます。
日本人は質の高さや細やかさなど、経理財務にたいへん向いている国民性であると個人的には思います。より国際的に活躍していくべきで、年収云々に限らず英語力の底上げは必要なのでしょうね。実際経理財務で登場する英単語はほぼほぼ同じものの繰り返しなので、最低限そのあたりが抑えられていると強いと言えます。
給与差に関しては、以下のリサーチはあくまで一例であり平均になりますが、だいぶん差があります。日本企業と外資それぞれで私が採用をしていた経験からもしても、この程度の差(スタッフで2~3百万円)は実態に近いと思います。
日本企業
働き盛りの30代で年収500万円前後。
外資系企業
採用エージェントのMichael Page社およびRHI社の Salary Guideを参照。Accounting(いわゆる経理)の中堅どころ(Senior Accountant)で平均年収は約675~800万円。
現在の日本においては、まだまだ英語力UPは年収UPへの早道であるといえるでしょう。