ブロックチェーン（Blockchain）と経理財務の仕事

ビットコインでよく話題にあがったブロックチェーンですが、あらためてブロックチェーンとは、クラウド上のデータを分散させ、ネットワークの中継点で差異が生じた場合には、最も信憑性が高いと判断されるデータを多数決的に選択することで、データおよびデータの信頼性を確保するネットワーク構築方式のことでした。

即ち自身や自社だけでなく、他者や取引先等も同じ仕組みを使っている（世の中にブロックチェーンを適用できる）状態である必要があるわけですね。

一体この仕組みを活用できるとなった場合、経理財務の分野にはどのように適用できるのでしょうか。現在のところ海外も含めて、ブロックチェーンの仕組みを実際に経理財務業務に導入できている事例はなさそうです。

将来的な可能性としては、例えば監査における取引先への確認状や、銀行の残高確認が不要になるかもしれません。確認状の発送とか残高照合は大事ですが面倒な作業ですので、不要になればうれしいですね。地味ですがｗ

その他、常に監査法人や第三者機関がデータを保有、常にブロックチェーンで自動的にデータの整合性を確認している場合、監査手続きの削減や会社側による会計上の不正行為などが検出できるかもしれません。