FP&Aが勉強すべき本 :シン・二ホン(安宅和人)
「この国は、もう一度立ち上がれる。」
この帯に書かれた言葉を見て「ぐっ」と来ない人はいないでしょう。
(特に私のような40代くらいのおじさん層は)
企業体の戦略や方向性、投資配分に関わるFP&A(ファイナンスも含む)の人にはぜひとも勉強してほしい書籍です。
「AI x データ時代」とありますがテクニカルな話にとどまる内容ではなく、AIという黒船がくる中で日本の現状がどうあって、未来をどう目指すべきか、示唆に富んだ内容になっています。
従って、経理財務やファイナンス、管理会計の分野直球の書籍ではありませんが、いちビジネスマン、いち社会人として視野を広げる意味でもお勧めです。
また、データから多面的に現状を考察されているので、データ分析という視点でも勉強になると思います。
要約はこちらのサイトにありましたのでリンク貼ります。
個人的に印象に残り、かつ実務でも同じことを感じているので特に意識するようになったことが3点ありました。
①マッシュアップエコノミーで勝つべき。もはや自組織だけですべてのパーツを作る時代ではない。
②事業の成長を決めるのは、時代の潮流にあった市場にいるか?ということ。偉大なリーダーと優れたリーダーがいても、市場を間違えるとどうしようもない。
③スポンジ力よりも気付く力が大事。(これは自分の子にも絶えず伝えねば)
詳しくはぜひ本書で。