経理財務の給与は英語ができると数百万円も変わる

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ミレ二アル世代はお金じゃなくて、ワークライフバランスを重視するらしいですが、同一賃金同一労働という議論もあるとおり、同じような仕事をするのであればよりよい条件で働きたいものですね。

私は日系企業外資系企業それぞれで働いていたことがあり、採用自体も行っていたので両者で給与水準がかなり違うことを身をもって経験しています。もちろん英語力だけではだめなのですが、英語ができないとほとんどの外資系は絶対採用しません。「ほとんど」というのは稀に外資資本だけど日本に工場があってほぼ中身は日本企業です、とか歴史ある日本企業が外資に買収され、昔からいる日本人がほとんどです、といったようなケースがあるからです。

さて、まず日系企業において経理財務の給与水準はどのようなものでしょうか。dodaによれば2018年12月時点での全体での給与水準は以下の通りでした。大体500万円前後でしょうか。

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次に、外資系の給与水準はどうでしょう。

転職エージェント各社は給与調査なるものを毎年発行していますが、内容に大差はないのでここではロバートウォルターズの2019年の資料を参照します。

管理会計や経営企画に該当するのはFP&Aですが、左から2列目の平均で見ても、

Analyst=スタッフで既に600万円~1200万円。Dodaの平均が538万~599万円ですから退職金や労働環境など差し引くべきものがあるかもしれませんが、それを考慮してもかなりの開きがありますね。

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 次に経理に該当するAccountingも見てみます。Dodaの平均が491万円で、ロバートウォルターズの平均はAccountant=スタッフで450万円~750万円。

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以上御覧いただきましたが、Dodaもロバートウォルターズもどちらの平均値も経験上、おかしくないと思います。英語だけではないですが、英語ができてファイナンス経験があると外資への扉は開きやすい。開くことができれば、お金だけが重要ではないものの、給与水準で数百万円も開きが出る可能性が理解頂けたと思います。