日本企業において、最強の経理財務部門を創るために

ここに一つのチャートがある。 

 

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 [出元:OECD]

 

紫の線が我が国、日本の国際的な市場における評価。G7との比較だが、1990年代から見て日本だけ成長していない。

日本企業は投資家から見て、投資先として全く魅力に欠けていたのだ。これって、国際的な競争で日本企業は敗北してたということ、ともいえる。

ビジネスリーダーの戦略・戦術実行を補助する、特に直接金融も含めたファイナンス領域で軍師的な立場であるCFOは十分なパフォーマンスを発揮できていなかったとも言える。 

いいんだっけ?

いやダメでしょう。

 

日本CFO協会会長の藤田氏の著書「CFOの挑戦―――最高財務責任者が担うコーポレートガバナンスと企業価値創造」によれば、日本企業が他国企業と比較してROEが著しく低かったことが一つの要因になっているのではないか、と述べられている。

仮にそういった財務指標が一因になっているのであれば、もっとファイナンス部門がリーダーシップを取って目標値の監理や改善活動を引っ張らなくてはならないのだ。

自分は今、プロフェッショナルファームや外資系を経て、日本企業において最強のファイナンス部門を創るために闘い始めたので、その中での学びや経験を書きたいと思う。