クラウド会計システムと簡易に連携できるシステム比較表

会計システム選ぶ際に、皆さんはどのような基準で導入を決められるでしょうか? 筆者はERP系の会計システムから、中小企業(含むスタートアップ)向けのクラウド系の会計システムまで、多様なシステムを実務で使ってきました。 現代の会計システムって、本当…

テクノロジー用語:ERP

「ERP」は「イー アール ピー」と読みます。英語でも同じ読み方です。 IT、システム、テクノロジー用語ですがファイナンスの人間で「ERP」って何です?なると「モグリ」だと思われてしまうくらい重要な単語です。 「Enterprise Resource Planning」の略称で…

データサイエンス時代のエクセルの使いかた

以前、エクセルルールをちゃんとやらないと死ぬ! ということを書きました。 tm999.hatenablog.com システム導入やDX化の場面で、そのまま使えないエクセルを手修正する地獄を味わった人にはわかるのですが、エクセルもちゃんとルールをもって使用していれば…

DX化を急いては事を仕損じる

巷ではDXが流行りです。 経理財務の領域でもDXをテーマにしたウェビナーが2020年は数多く開催されました。数えようと思いましたが数えられないほど開催されていたので、カウントはあきらめましたが。 DXをテーマにしたレポートも多く見られますが、ABEAMさん…

テクノロジー用語:PoC

最近よくPoCという単語を目にするかと思います。 PoCは「ピー オー シー」と読みますが「Proof of Concept」の略称になります。 直訳すると「コンセプトを証明する」ですが、AIやDXなど新しいテクノロジーを本格導入する前に、効果がありそうか?を検証する…

RPAは何に使うのかを深く考えるべき

newswitch.jp 私のいまかかわっている組織ではRPAは死んでます。 すなわち宝の持ち腐れというか、お蔵入りしています。 ライオンでは年間1000時間も労働時間を短縮できた、とのこと。 1000時間というと、だいたい社員1名の6カ月分の工数になるわけ…

マンション将来価格予測サービスのサイトが公開

prtimes.jp これは面白いですね。 登録して実際に使ってみたのですが、「予測株価」を変数として選択するだけで、 こんな感じで対象マンションの将来価格予測をはじきだしてくれます。 【マンションレビュー】価格相場・資産価値・口コミが確認出来るマンシ…

2020年時点で実際に導入できる経理財務分野のテクノロジーまとめ(その4:先進的なもの等)

その1~2~3の続き。 特に現時点でフル導入するにはハードルも高いし、 比較的先進的なテクノロジーになる領域のまとめです。 ⑫自動監査ツール 監査法人や内部監査での導入は聞きます。 ファイナンス部門が本ツールを自主的な執行側の内部統制実行者とし…

2020年時点で実際に導入できる経理財務分野のテクノロジーまとめ(その3:コミュニケーションツール)

その1、その2からの続き ⑧ウェブ会議ツール これはもはや説明不要ですが、Zoom、Google Hangout、Microsoft TEAMSが簡単に利用できるので、よく使われているかと思います。 最近Skypeはめっきり見なくなりましたね。 昔に比べると相当に使いやすいので、と…

2020年時点で実際に導入できる経理財務分野のテクノロジーまとめ(その2:BIツール)

その1からの続き ⑥BIツール BIツールにはインターフェース(ユーザーが使ったり見たりする画面)が、エクセル寄りなものと、そうでないものに大別されます。自社にあったものをしっかり選びたいところです。 すでにたくさんのツールがあるので選ぶ際は悩む…

2020年時点で実際に導入できる経理財務分野のテクノロジーまとめ(その1)

AIやDXといった単語をメディアで見かけない日はないですが、実際に現時点で経理財務において導入できるものは何があるのか?を棚卸してみました。 導入できるテクノロジーの一覧。 他にもありそうですが日進月歩の世界ですので網羅して追いかけるだけでも大…

経理財務の英語力がなかなか伸びない中で有用な支援ツール まとめ

急に英語ができるようになれ!は中学から大学まで英語を勉強してきたにしても、なかなか難しいです。 今は昔とは違って多種多様な支援ツールがありますので、経理実務で今日時点でつかえるツールを見てみたいと思います。 目次 Google翻訳(テキスト翻訳) G…

それでも当面、経理業務が人からテクノロジーに完全に代替されない理由

AI、RPA、OCRなどをフルに活用すれば、もはや人ではいらなくなるようにも思えますが果たしてそうでしょうか。 「支払のための請求書の伝票処理から支払いまでがテクノロジー化した場合」について前回書きました。実現すると人間の登場する機会は業務において…

例えば支払のための請求書の伝票処理から支払いまでがテクノロジー化した場合

例えば、経理事務員が伝票をシステムに入れる「入力作業」をしているとする。果たしてこの作業は自動化され、この事務員は仕事を失うのでしょうか。 もしすべてが自動化されているとすれば、それは以下のような業務プロセスで実現されると考えらます。(この…

VR会議は、いいかもしれない

仕事柄、常に新しいテクノロジーにはアンテナを立てていなくてはならないのですが、VR会議はメリットが見えないなぁという印象を持っていました。 ですが、最近デモに参加してきた人たちの話などを聞くと、実はメリットがあるのではと思うようになりました。…

Google Docsで無料で音声入力で議事録が作成できる

テクノロジーを活用した業務効率化は現実になってきています。 例えば、議事録・メモはもはや音声入力で作成することができますが、 無料で使えるツールもすでに提供されているのです。 例えばGoogle Docsで音声入力をつかえば、それは準備不要で今すぐ活用…

拡張現実(Augmented Reality)と経理財務関連の仕事

拡張現実は、現実に存在するものに対してコンピュータが情報をさらに付与し、さらに強い・深い知覚を可能にするものだ。シンプルにイメージしやすいのは、ポケモンGOや、ドラゴンボールのスカウターのようにカメラを通してみる視界に、何らかの情報が追加さ…

ブロックチェーン(Blockchain)と経理財務の仕事

ビットコインでよく話題にあがったブロックチェーンですが、あらためてブロックチェーンとは、クラウド上のデータを分散させ、ネットワークの中継点で差異が生じた場合には、最も信憑性が高いと判断されるデータを多数決的に選択することで、データおよびデ…

Drones(ドローン)と経理財務関連の仕事

Drones(ドローン)とは無人で遠隔操作や自動制御によって飛行できる航空機の総称であるが、この新しいテクノロジーは、経理財務の仕事に影響を及ぼすのでしょうか。 私自身イメージしずらかったのですが、すでに海外では実際に業務に使用されているようです…

既に現時点で実利用がイメージできる10のキーとなるテクノロジー(後半)

6. Virtual Reality(VR): コンピューター技術や電子ネットワークによってつくられる仮想的な環境から受ける,さまざまな感覚の疑似的体験。仮想現実。 VR 。(出元:Weblio辞書) 7. Artificial Intelligence(AI。人口知能): 学習・推論・判断といった…

既に現時点で実利用がイメージできる10のキーとなるテクノロジー(前半)

実際に、Society5.0の世界でテクノロジーが導入されると仕事がどのように変わるのだろうか。次の社会を形作るといわれている10のキーとなるテクノロジーをベースに考えてみたい。それぞれのテクノロジーの内容について理解してみよう。 [出元] http://www.g…

テクノロジーで進化したカッコイイ経理財務の世界

人によってはこれを「AIに仕事を奪われた」と表現するかもしれないが、「AIで仕事が進化した」場合のイメージを見てみよう。果たしてこのような世界はいつ、現実になるのだろうか。 Oracle「Future CFO」 www.youtube.com SuperStream「2025年、経理・人事の…

経理財務機能とSociety 5.0(AI)の社会

今後10~20年後にコンピューター技術によって自動化され仕事を失う職業のメディア露出が多いが、2013年に発表された「The Future of Employment - Oxford Martin School - University of Oxford」に基づく情報が多い。 当論文の71~72ページに職能ごとに、仕…

経理財務機能とテクノロジーの展望

これまで、経理財務の求められる各機能についてみてきたが、今後もそれは不変であるとは言えないだろう。2019年現在、巷はSociety 5.0.に代表される新たなテクノロジーのビジネスへの利用の話題で持ち切りであるが、経理財務領域においてもAI、Robot(RPA)、O…